自分だって できるもん! 後編 DIYで手作り椅子

2018年1月25日

ついに自分もDIYをする男になった

これを成し遂げれば自分のイメージは 相当 いい男ってことになるだろう

趣味に時間をかけ 器用に頭の中にある設計図に基づき物を作る しかも息子のために
言う事なしだな

まず おさらいだ

材料は要らなくなった棚

使う道具は 家にあった のこぎり
百均で買った 釘 ハンマー 紙やすり

これが棚をバラした状態

ここから 作るべき椅子を想像し どの部分を使うかを考える

想像が出来たので 寸法を測り 切りにかかる

のこぎりで切る

のこぎりで物を切るのは思っていたよりも疲れる

この時点で自分は早くもDIYをしようとしたことを少し後悔し始めた

しかし
わざわざ百均まで行き道具を買ったのだ 我慢して続けることにした

ギコギコ ギコギコ

良し!
切り終わった

紙やすりで こする

次は 切った所を 紙やすりで 入念に こすり滑らかにする

ゴシゴシ ゴシゴシ

こすり始めたのは良いのだが どれだけ こすり滑らかにすべきなのか見当がつかない

五分ほど がむしゃらに こすっていたら 飽きてきたので次の工程に移ることにした

切り口を仕上げた部材を組み立て 釘で固定する

のだが
ここで自分は 材料の材質を見て気付いた

この木に釘を打つと割れるんじゃないかと

それは可能性ではなく まず間違いなく割れると自分は直感した

釘をハンマーで打ち固定するが当初の計画だった それをすれば椅子作りは自分のDIYは完了だった

釘が使えない

困った どうやって組み立てた部材を固定すれば良いのか
少し考えた結果

自分は接着剤を使うことにした

これしか思いつかない
わざわざ買ってきた釘とハンマーは 新品のまま部屋の片隅にしまうことにした

今後も使うことはないだろう

接着剤で組み立てた部材を固定する

しかし ここで おかしなことが起きた

計算通りに切ったはずなのに自分としては かなり精密に慎重に切ったのに

組み合わせてみると 部材と部材の間に けっこうな隙間ができている
自分の予想では 宮大工並みに きっちりと部材が収まる予定だった

どこで間違ったのかと考える

原因は すぐに判明した

切るときに使った のこぎりが良くなかった

自分の使った のこぎりは枝などを切るための刃に厚みがあるタイプだった
刃に厚みがあるため その刃の厚みぶん 広がって切れる

しかも
自分は切った所を紙やすりで こすった

ただでさえ 寸法よりも短くなっているのに こすることで さらに短くしてしまったのだ

もっと 刃の薄いペラペラの のこぎりを使い切るべきだった
紙やすりは軽くこする程度にしとくべきだった

原因は分かった だが 分かった所で 今更 どうしようもない

とにかく椅子を完成させることが大事だ

自分は部屋にあるもので何とかならないかと辺りをさぐる

画用紙があった これは使える!

画用紙を小さくちぎり それに接着剤をたっぷりつけ

隙間に入れる

こうすれば 隙間がなくなり接着剤が部材をくっつけてくれる
自分は この方法で 部材をくっつけていく

そして完成した

見よ この素晴らしい出来栄えを!

アールデコを思わせる優雅な円柱の柱 オリンポス神殿を彷彿させるではないか!

多少 手抜き工事があったような気もするが 要らなくなった棚が見事な椅子に生まれ変わったことに違いはない

早速 息子に使って貰おう

おお 違和感なく座っている!

しかも この椅子 間に物が置けるように設計されているのだ

完璧!誰もが欲しくなる一品

でも お高いんでしょ
いえいえ 今なら釘とハンマーを お付けして たったの1万円! 1万円で ご奉仕!

しかも
今 注文して頂いた方には

なんと
エビアンの空箱も お付けします 今だけですよ

ただし 返品は受付致しません
だって 接着剤でつけただけだから すぐに取れちゃうんだもん!

終わり

はんにゃ君の椅子 も どうぞ