苦い終わり 彼女の思いとチョコレート
終章
彼女のうるんだ瞳が 光輝く笑顔が 揺れる黒髪が
彼女の全てが ぼくの心を満たした
走り去る彼女の後ろ姿が ぼくの目に残っている
ぼくは彼女に貰った小さなピンク色の袋を胸に抱きしめ部屋へと飛び込み
とろける続き ぼくに どうしろって言うんだ?
第二章
彼女の長い黒髪が風になびく
サラサラと音が聞こえるような艶やかで綺麗な黒髪
凛として真っ直ぐに ぼくを見る瞳
はにかみながらの笑顔
微かに震える両手でギュッとピンク色の袋を持っている ...
甘い始まり バレンタインデーの思い出
まだ 自分が ぼくであった時の頃
この日が来ると いつも思い出す
小学校五年生だった時の記憶を…
第一章小学校の五年生の ぼくのクラスに皆が気にする女の子が二人いた
その人気は もしかし ...