39歳にして初めてのサバイバルゲーム

サバイバルゲームである 通称サバゲー

サバイバルと言うと無人島で衣食住を独自の力のみでする事を思いつくが
サバゲーは無人島とは関係ない

エアソフトガンバイオBB弾(数年で分解され土にかえるBB弾)を使い戦争ごっこの真似事をして遊ぶのがサバゲーだ

BB弾でのサバゲーは日本が発祥
当たると色が付くペイントボールでするのはアメリカ合衆国発祥だ

それぞれ使用するエアーガンが違う

かなり ざっくりな説明だが その辺はご了承してもらいたい

なんせ自分は初めてのサバゲーを経験したばかりのサバゲー初心者なのだから

サバゲー

なぜ39歳にしてサバゲーをする事になったのか?

月に1度 自分 エアー君 親分との3人での飲み会がある

かなり前から その席でエアー君が「皆でサバゲーをしましょう」と言っていたのだが
なんせ未経験のサバゲー 要領も分からなければ サバゲーにかかる金額も分からない

提案者のエアー君自身もサバゲーをしたことがないのだ

敷居が高い と感じサバゲーをする話は月日と共に流れて行った

だが 突如 サバゲーをするための転機が訪れた

それは大将軍の出現である

大将軍 これだけでは 何のことか分からないだろうが
自分も そうだった

今まで空き地だった所が ウッドチップを敷き詰められ青いネットに囲まれた

何が始まるのか?何が出来たのか?と ご近所住民 騒然の中 看板が立った

書かれていたのは

サバイバルゲームフィールド 大将軍だった

自分の知っている身近な場所にサバゲーフィールドが出来たのだ

補足
サバゲーフィールドとは 有料にてサバゲーが出来る場所を提供している店の事だ

店ごとの特色があり ルールなども違ったりする

アウトドアフィールド インドアフィールドがあり
大まかに分けると 森林型 平地型 砂漠型 都市型(CQB) 複合型等がある

CQB クロース クォーター バトル

建物内での近接戦闘の総称

千葉県はサバゲーフィールドが特に多い県である

大将軍の出現 そして それに拍車をかけるがごとく
親分の息子たちが「サバゲーをしたい」と言い出したと同時に お小遣いでエアソフトガンを買ったのである

若さゆえか フットワークの軽い親分の息子たちは
大将軍に出向き サバゲーをするための料金システムやルールを詳しく聞く

そしてサバゲーデビューを済ましたのである

腰の重い大人を差し置き 若き息子たちは未知への領域へと軽々と入っていたのだ

これが自分やエアー君 親分のサバゲー参加への転機になった

かなり前からサバゲーをやりたいと言っていたエアー君
息子のために頑張る親分
経験者である息子たち
楽しそうなことには 取り敢えず首を突っ込む自分

そして 待ち受ける大将軍

全てが揃った瞬間である

サバゲー初心者 何が必要?

こうしてサバゲーをすることに決まった
だが 何を持って行けばいいのか?必要な物はあるのか?

大将軍で サバゲーに必要な装備はレンタルが出来る
フルフェイスゴーグルとエアソフトガン 迷彩服もレンタルしている

初心者が用意するべきものは 靴と服だと自分は考えた
迷彩服(1000円)をレンタルするのも有りではあるが 出来るだけ安く遊びたい

汚れてもいい服であり BB弾が当たっても痛くない厚手の服なら問題ないだろう
自分は そう考え 家の押入れから 紫色で布地の厚いジャンバー選んだ

靴は動きやすく汚れてもいい物をと思い 昔に履いてたブーツを探したのだが見つからず
致し方なく カジュアルなスニーカーを履いていく事にした

適当なのが それしかなかったのだ

BB弾がに当たると痛いだろうと思いネックウォーマーを持って行くことにした
頭から被れば 耳を隠すことが出来る

手袋もあるといいかと思い 庭いじりに使う安い革手も準備した

サバゲー未体験の自分が思いつき用意した物は これだけである

サバゲー当日

当初 集合時間は 昼12時だったのだが レギュレーションを受けるために「11時30分には来てくれ」と親分から連絡が入ったので慌てて家を出る

余談だが そのためデジカメを忘れてしまった

家を出た自分は そのまま車でエアー君を迎えに行き大将軍を目指す

エアー君は この日のために ゴーグルとマスク そしてAK47と言うエアソフトガンを買っていた
用意万端 やる気満々である

自分たちが大将軍につくと すでに親分と親分の息子たちがいた ついでに娘と奥様も一緒だ

そして大将軍のセーフティーエリア(休憩所もしくは待機所)には多くの人がいた
ざっと数えた所 40人ほどいる感じだ

しかも ほとんどの人がサバゲーのベテランだ 見た目や装備が凄いので否が応でも分かる
セーフティーエリアは 映画などで見る軍隊のベースキャンプさながらだ

ほとんどの人が3人、4人程度のグループで来ているようだ

自分は サバゲーって こんなにしている人がいるのか!と驚きながら受付へ

自分たちは昼からの参加なので ゲーム代は2000円
朝からだと3000円

レンタルガンが2500円 フルフェイスマスク500円

合わせて5000円

バイオBB弾は エアー君がくれると言うので買う必要はなかった

この後 スタッフからレギュレーションを受ける

レギュレーションは サバゲーをするための注意事項やルール エアソフトガンの扱い方の説明だった

何個か抜粋すると

弾が当たったら 大きな声で ヒット!と叫びましょう
ヒットと言わない人はゾンビと言われ嫌われます

ヒットした人は両手をあげ ヒット通りますと叫びながらセーフティーエリアに戻る

セーフティーエリアに入る前に マガジンを抜き 銃の中に残る弾をゴミ箱内に撃ち空にする

セーフティーエリア内では 銃からマガジンを抜きロックをかける

ゲーム中は 絶対にゴーグル マスクを外さない などである

初サバゲー開戦

チーム分けはスタッフの判断でされる

同じグループで来ていても 同じチームになるとは限らない
赤と黄色に それぞれ振り分けられる

自分はエアー君と同じ黄色チームで親分と息子たちは赤チームになった

ゲームを始めますの声と共に サバゲーフィールド内に入る

赤チーム黄色チームが それぞれのスタート地点に集まる

そこでスタッフからの ゲームの説明がある

今回は 相手チームの陣地にあるフラッグを取った方が勝ち と言うルールで

セミオートで弾を撃つとの事だった

銃には 側面に切り替えが出来るスイッチがあり
セーフティー 弾が出ない状態 ゲーム中以外は つねにこの状態にて銃をロックする

セミオート  引き金を引くと 弾が1発だけ発射される状態

フルオート  引き金を引いたままにすると 連続で弾が発射される

ルール説明が終わるとホイッスルが吹かれゲーム開始である

チームでの作戦があるわけではなく各自が好きなように動いていい

守るも攻めるも自分次第だ

大将軍は 基本 森林型である

ただ 森林の中央にベニヤを立てて作られた建築物があり
その中は細い通路が縦横に入り組み 迷路のようになっていて その部分は都市型(CQB)となる

大将軍のフィールドは 複合型とも言えるのだ

サバゲー

自分とエアー君は 銃を構え 初めてのサバゲーに どう戦うべきなのかを話しながら
障害物の多い林へと歩く

突如 銃声が響き渡る
目の前にある木でできたバリケードにBB弾の当たる乾いた音がした

敵襲である

こちらからは敵が どこに潜んでいるかが分からない
なのに敵は的確に自分とエアー君に向け攻撃をしてきた

そして すぐさま「ヒット」と叫ぶ事になった

敵の弾が当たったのである
自らの銃を頭の上に両手で掲げ 「ヒット通りまーす」と叫びつつセーフティーエリアへと出る

こうして初ゲームが終わる

ほとんど撃つ暇もなく終わった 弾など減りもしない

次は陣地を入れ替え 同じルールでゲームをする

先ほどの反省から ホイッスルが鳴ると同時に木やバリケードの物影に隠れながら前に進む

そんなことをしながらも 結局のところ すぐに撃たれてしまう

この時点で 自分は気づく
服装は重要だと言う事を

自分は紫色のジャンバーを着ていた
紫色は どこに居ても目立つのである

それに対するベテラン勢は 迷彩服である
森に溶け込み 見つけるのが難しい 迷彩服の威力を実感する

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それに加え射撃の精度が抜群なのである

ゲームの表裏を終えるとセーフティーエリアにて暫しの休憩である

マガジンに弾を入れたり 先ほどのゲームの感想を話し合ったりするのである

そして またゲームが始まるのだ

ゲームの仕方は色々あり スタート前にてスタッフに説明を受ける
表裏をして長い休憩

これがサバゲーの流れである

ゲームの種類は 相手のフラッグを取る
撃たれてヒットになっても自軍のカウンターを押すとゲームに戻れる 先に40人を倒した方が勝ち
ハンドガンによるCQBエリアないでのゲーム(スタッフ曰く 皆が子供に戻る) 等がある

フルオートでのゲームは緊迫感 迫力ともに増し
銃声や 銃弾が障害物に当たる音が あちらこちらで聞こえる

ドキドキとワクワクの乱れ撃ち状態

敵が来るのを物影にて隠れ待ってみたり 敵の背後を取るため大周りに攻めてみたり
試行錯誤を繰り返し 走り撃ち撃たれ ヒットと叫ぶ

日常では感じ得ない緊張と高揚 身体を動かす喜び 充実感

39歳の なまった身体を 傾斜や障害物のある場所で
走り しゃがみ で酷使すれば 次の日は かなりの筋肉痛になる

サバゲーは スポーツなのである

自己申告での当たり判定 相手に不快な思いをさせない 皆が皆 楽しくゲームをする

サバゲーは 紳士淑女のスポーツでもある

そして 子供の時に屈託なく笑い騒げた あの純粋な心を取り戻す 日常のしがらみを忘れられる

サバゲーは 癒しのスポーツでもあるのだ

ただ ハマり過ぎると装備にかかる金額は 天井知らずなので注意が必要だ

初めてのサバゲーを体験した自分としては
サバゲーを続けていきたい初心者が買うべき物は 銃よりも マスク ゴーグル 靴と服を揃えて
最後に銃を買う のが良いと感じた

余談だが
次の週に 親分とエアー君で大将軍の定例会に参加した時は
100人ほどが集まっていたそうだ

終わり

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