お盆休み前の飲み会にて 男気を見る 1 電車でGO

覚えているだろうか?
あの熱狂を
騒ぎを

2016年の熱い夏を
日本を 否 世界を巻き込んだ騒動を

これは そんな2016年の出来事である

夕暮れ

毎年恒例になっている お盆休み前の飲み会がある

この飲み会 有志3、4人程度の小さな集まりで初めてものだったが
いつしか 会社ぐるみの恒例行事になっていった

会費は払うものの 一応 会社が主催となったのだから その会社の社員が多く参加すべきなのだが
現状 社員の参加は少ない

その時の話である

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電車に乗る時間

お盆休みに入る前日の夜に毎年恒例の飲み会がある

会社の社員が中心となっておこなう飲み会なのだが 元々 参加する社員が少ないのに回数を重ねるごとに更に参加者は減り 今では10人前後の規模になっている

今回は 全部で9人の参加

自分を含め会社の社員関係が7人で 残りの2人は会社との仕事絡みでの参加者だ

それぞれの所属が複雑なので大雑把な説明になっているが 細かい所はスルーしよう

飲み会の開始時間は19時だった

場所は前編 計算通りいかないのは もう人生のスパイスみたいなもんだな
でも利用した駅の近くだ

社員で飲み会と言えば 交通の便が良い事と居酒屋の数が多い事が決め手になり その駅周辺の店が選ばれるのだ

今回も エアー君と電車で乗り合わせ一緒に飲み会の店まで行くことにした
自分とエアー君そして電車と言う組み合わせは相性が悪く何かと小さな問題が起こる

自分が 今度こそ電車で行き 電車で帰ると決意を強くしている所にエアー君から電話が掛かってきた

16時頃だ

「赤原 何時の電車に乗って行く?」とエアー君が聞いてくる

どの時刻の電車に乗るかを調べるのは何故か自分の担当になっている
自分は「まだ 調べてないよ」と言い「調べたら掛け直す」と伝えた

電話を切ると自分は すぐさまパソコンを起動させグーグル検索を始める

出発駅 到着駅 電車時刻表
自分が探している電車の時刻表は簡単に見つかった

エアー君に電話を掛ける
「エアー君 電車の時間 分かったよ 18時11分のが良いんじゃない?それだと目的の駅に40分頃に着くからさ その後だと23分があるけど到着50分頃になるな」と自分は説明する

エアー君は
「おお じゃあ11分のが良いね 赤原の駅で11分なら俺の乗る駅なら12分までに行けば間に合うな!ちなみに その前だと何分になるんだ?」

自分は少し考えた 11分よりも早い電車の時刻も調べたのだが はっきりとは覚えていない
その電車では目的の駅に早く着きすぎるから はなから頭に入れていなかった

自分はエアー君に
「確か…1分とか2分だったと思う それだと30分ぐらいに着いちゃうぜ」と答えた

するとエアー君は
「それじゃ早いな 11分の電車で決まりだな 赤原 乗り遅れるなよ!前に時間を決めたのに 赤原は乗り遅れたからな 18時まで時間があるからって のんびりしすぎるなよ」と忠告をしてきた

自分は「大丈夫だよ まだ時間があるし 乗り遅れないように早めに駅へ行って待つ事にするよ」と言い電話を切った

18時11分の電車に乗るには…

家から駅まで 嫁いわく歩いて5分と言う事だが 改札口でパスモの残高をチェックしたりするだろうから 余裕を持って10分掛かるとしよう

電車が来る5分前には最低でもホームにいたい
と言う事は合わせて15分 電車到着時刻の15分前までに家を出ればいいわけだ

今の時刻は16時20分 家を出るのは17時56分 半端だから17時55分にしよう

家を出るまで まだ かなりの時間がある
自分はグーグル検索をするために開いたパソコンで麻雀ゲームを始めた

光陰矢のごとし

月日の流れは早いもので麻雀ゲームに没頭していたら17時40分になっていた

その事に気付いた自分が最初にしたことは 時計を二度見することだった
時計が壊れているんじゃないかと思ったのだ

だが
時計は正常であり 時間は どんな人間にも平等であるとあまりにも当たり前過ぎる事を わざわざ言葉にするのが哲学なのだろうか と考えながら自分は慌てて出かける準備をした

内心 慌てて準備するぐらいなら 次の時刻の電車に乗ろうかとも思ったが 乗り遅れたらエアー君に何を言われるか分かったもんじゃないと考え急いで家を出る

何とか17時55分頃には家を出れた

駅に着いたのは18時だった
この時間に駅に着いたのなら もう電車に乗り遅れる心配はない

自分はパスモに2千円をチャージし 改札を抜け階段を上りホームに行く
そしてホームにあるベンチに腰掛ける

自分が乗る電車は18時11分だ スマホでもいじりながら のんびり待つ事にした

ホーム

ジーンズのポケットからスマホを取り出そうとモゾモゾしていたら

上り電車が来た
――えっ?!何で こんなに早く電車が来るんだ?――

自分は困惑した 18時11分の電車が来るには早すぎる

電車がホームに止まりドアが開くと周りの人達が黙々と乗り込んでいく

自分は周りの流れに影響され急いで立ち上がり 落ち着いたフリをしながら電車に駆け込む
だが 内心は 焦っていた

18時11分の1本前の電車は18時2分頃だったはず 今の時刻は18時4分だ

考えられる理由は何らかのトラブルで この電車が遅れて来たと言う事だ!!

自分には この電車に乗らずにホームに残ると言う選択肢もあったのだが この電車が遅れているなら次の電車も遅れるかも知れない

ならば この電車に乗りエアー君が利用する駅に先回りし そこでエアー君と合流しようと電車に乗ってから思いついた

電車が次の駅に着いた

自分は電車を降りる その時 駅に向かいタラタラ歩くエアー君の姿を発見した

エアー君は こちらの存在には気づいていないようだ
ただ 電車が目の前を通り過ぎていくのを見て少し驚いているようだ

そしてエアー君はスマホを取り出した

何をしようとしているのかは火を見るよりも明らかだ
自分に電話を掛けようとしているのだろう しかも電話の内容は

「赤原!!電車 行っちまったよ!!電車の時刻 間違えたな!!」に決まっている
案の定 自分のスマホに電話が掛かって来た

エアー君はスマホに耳を当てながら歩いている
自分はホームから大声でエアー君を呼ぼうかとも思ったが 自分の声量は平均よりも多少 可愛らしく小さいので エアー君の所まで声が届かないだろう

なので ホームの端に転がっていた石を拾い投げつけることにした

石ならエアー君の所まで届くし 運が良ければ直撃するはずだ(笑)

自分が石を拾い振りかぶるとエアー君は殺気を感じたのか 自分の存在に気付き手を振って来た

それと同時に電話の呼び出しが止まった
エアー君が電話を切ったのだ

しばしホームにて待っていると改札を抜けたエアー君がやってきた

本日は お日柄も良く……との挨拶もなくエアー君は開口一番
「赤原!!電車の時刻 間違えただろう!!」と言ってきた

思った通りの反応だ

自分はエアー君に「前の電車が遅れたんだよ」と説明した

エアー君は半信半疑だ

だが 疑われても 次の電車を待つ事しか自分達には出来ないのだから それまでホームのベンチで待つ事にした

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後で電車の時刻を確かめた所 18時11分の前の電車の時刻は18時4分だった
電車は遅れて来たのではなく定時に来ていた

自分達が 電車に不慣れなため 乗り遅れないように余裕を持って駅に来たせいで乗ろうとした電車よりも前の電車に間に合ってしまったようだ

ベンチに座るとエアー君はスマホを取り出し画面を見ながら
「やっぱ いないな 過疎ってるな 茨城」と我が茨城県を唐突にディスった

自分が過疎っている茨城を馬鹿にするな!と思いながら

エアー君に「何 見てるの?」と聞くとエアー君は「ポケモンGOだよ」と言った

意外な感じがした
エアー君は 流行り物のゲームをするタイプではないと思っていたからだ

「エアー君 ポケモンGOやるんだ?自分はスマホが古くて対応していないから出来なかったけど」と自分が言うと

エアー君は
「今 4歳の娘が見るテレビ番組が幼児向けテレビやアンパンマンから プリキュアやポケモンとかへの移行期でさ 試しにポケモンGOをして娘に見せたら大喜びしたんだよ
運よくピカチュウゲットして娘に見せたら パパ凄い!!ママあっち行け!って言うぐらい喜んでさ」

エアー君は娘を喜ばせるために始めたようだ
自分はポケモンGOについて何も知らないのでエアー君に どんなゲームなのか尋ねてみることにした

話を聞いているときに電車が来たので乗り込み そのままポケモンGOについてエアー君に教えてもらった

その話をまとめてみる

エアー君 ポケモンGO談義

1 茨城は過疎っている

人口密度に応じてポケモンが出現するため都市部よりも圧倒的に地方は不利で同じポケモンばかり出てきやがる らしい

2 有料アイテム 通称『桜』は貴重である

『桜』を使うと半径 約45メートルがピンク色の花びらに包まれ その中にいるとポケモンが多く出現する しかも『桜』は他の誰かが使っても その範囲に入れば誰でも恩恵を受けられる らしい

3 ポケモンGOをしながら歩くとゲームの中の主人公も歩く

電車や車に乗ってポケモンGOをすると主人公が めっちゃ早く走る どうでもいい情報
その後 規制が掛かり決められた速度以上になるとゲームが出来ない らしい

4 もって1カ月

エアー君がポケモンGOをした感想

以上

エアー君からポケモンGOの話を聞いていたら乗り換えの駅についた
電車を降りホームを移動する

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続く

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