冷たいわね 私を女にしたくせに 前編

2017年11月1日

ブログを初めて三か月ぐらいたったのかな?

アクセス数を増やすには 最低限 三か月続け百の記事がいると どこかで読んだけど
自分のブログは百の記事を作るまで まだまだ時間がかかりそうだし
そもそも長文である事が 時代と逆行しているのかも知れない

ツイッターみたいに 短い文章で物事の真理をつくような内容にして共感が得やすいようにしないといけないのだろう

というわけで今回は短めにした

これで終わり

あっ!

ところで こんな話を聞いたんだけど

これは昔 昔の話
まだスマホもなくウィンドウズ7がウィンドウズ10にバージョンアップすることもない 昔 昔の話

山奥の森に行き場を無くした浪人がやってきます

この男 森の中で大きな池を見つけました

男が目を凝らすと池の底にマサカリが沈んでいるのを見つけます
これは良いと男は水に潜りマサカリを手に入れます

そして 男は拾ったマサカリで森の木を切り倒し始めたのです
倒した木を丸太にし それを割り箸にして お金を稼ぐためです

森の木がドンドン倒されていきます

森に住む動物たちは困りました
このままでは森は浪人の男に壊されてしまう

でも 浪人の男はマサカリを持っている
マサカリが怖くて誰も止めにいけません

そこでキツネが
「ぼくが 何とか交渉してマサカリを使わせないようにするよ」と言い
浪人の男の所へと行きました

しばらくしてキツネが帰って来ました

キツネは
「うまくいった マサカリ無しの相撲勝負に勝てば 木を倒すのを止めると男に約束させたぞ」と言いました

これを聞いた森の動物たちはビックリしました

ここにいるのは皆 体の小さいリスやウサギばかりです
相撲勝負に勝てるはずもないからです

キツネは続けて言いました
「それと 負けたら ぼくたちは男の仕事の手伝いをすることになるからね」と

リスやウサギは怒りました
「なんで そんな約束をしたんだ」「相撲以外の勝負だってあるだろう」と

キツネは怒る皆を前に どこ吹く風で団子らしき物を食べながら
「でも ちゃんとマサカリを使わせないようにしたもん 相撲勝負に」と言いました

そして相撲勝負の日が来ました

浪人の男は約束通りマサカリを使わずに相撲勝負をしました

リスが負け ウサギが負けて 森の動物たちは ドンドン負けていきます

でもリスとウサギには秘策がありました

それは 隣の山からの助っ人です
オスの大きなイノシシに助けを頼んでいたのです

その体は浪人の男と互角か それよりも大きいぐらいです

リスやウサギは浪人の男とイノシシの対決を祈るように見守ります

両者が土俵に上がります

そしてキツネが勝負開始の掛け声を叫びました
フウァイト!!

勝負が始まると同時にイノシシは その巨体を武器にと真っ直ぐに浪人の男に突撃します
浪人の男はフェイントしながら前に出ます

イノシシが浪人の男の腹に突っ込んだ その瞬間 浪人の男はイノシシの背中の上を転がりイノシシの背後に回りました

そして
イノシシの後ろ脚の間に強烈な蹴りを入れたのです

リスとウサギが叫びます
卑怯だ!信じられん!」「蹴りやがった あいつ!」

イノシシは そのまま浪人の男に蹴り上げられ土俵の外に落ちてしまう

苦悶のうめき声をあげながらイノシシは浪人の男に問いました
「卑劣卑怯な奴め!名を何と言う?」

浪人の男は答えます
「俺か 俺は金太だ

そして
「ウィナーーキンタ!」とキツネが金太の勝利宣言をしました

こうして相撲勝負が終わり 勝負に負けた森の動物たちは金太の仕事を手伝うようになりました

キツネは 渋々 仕事をしているリスやウサギに言いました
「金太は そんなに悪い奴じゃないよ 割り箸を売って稼いだ お金で 町で評判の おばあちゃんの吉備団子を買って来て ぼくたちにもくれるんだよ」
と嬉しそうに笑うキツネをリスとウサギは憎くて仕方ありません

キツネは持っていた吉備団子をリスとウサギに差し出します
「食べなよ 美味しいよ」と言うキツネに
リスとウサギは「そんなの要らない!見たくもない!」と怒りました

リスとウサギは金太の事を憎んでいる仲間を集め 仕事をしながらも「あの浪人の男を」「金太を」どうにか倒したいと相談していました

金太に反感を持つ者たちは 金太の事を 「浪人の金太」 「金太浪」と呼ぶようになりました
そして 金太浪を合言葉に仲間を増やし 金太打倒の情報を秘密裏に集め出したのです

ただ
気をつけないといけないのは 森の動物たち全てが金太に反抗をしているわけではないことです
金太を慕う者も多くいるのです

キツネは「金太 金太」と言いながら金太の傍で楽しそうに付き従い
吉備団子が欲しいがために告げ口をして仲間を売る者まで現れ始めました

その者たちに金太打倒を企んでいることが見つかれば金太の怒りに触れマサカリの餌食になってしまうでしょう

金太に反感を持つ者だけが 使っていた金太浪と言う呼び方が いつしか組織の名前になりました

そして金太浪のリーダーとなったリスとウサギは慎重に行動し
ついに年老いたフクロウから金太打倒の鍵となる情報を手にいれたのです

続いちゃえ!